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今在家 コンチキチン

例年より早い梅雨明けから、ほとんど雨のない国東です。

毎年、「今年が一番暑い!」と言っている気がしますが、今年もまた尋常じゃない暑さに憔悴しきりです…

そうはいっても、国東はまだ35℃くらいなので、他所の方から怒られてしまいそうです(;^ω^)

 

ところで、夏の風物詩といえば、祭りですよね!

みなさん、「コンチキチン」ってご存じですか?

京都の有名な祇園祭で奏でられる「祇園囃子」のリズムや音を表すオノマトペで、祇園祭を表す代名詞ですが、国東にもこの「コンチキチン」が残っています。

そのひとつが、今在家の曳山です。

今在家とは、市内に130ある行政区のうちのひとつで、国東の中心部に位置します。

櫻八幡神社の夏越大祭とともに、今年は7月26・27日に曳山が開催されました。

 

今在家 曳山チラシ

 

私は福岡の中心部で生まれ育った生粋の博多っ子。

夏の祭りの山といえば「博多祇園山笠」しか知りません。

“山は勇壮に疾走していくもの”というイメージしかありませんでした。笑

 

仲良くしていただいている今在家の方に場所と時間をうかがうと、2日分の曳山運行表を送ってくださり、それには10分刻みで朝から晩までびっしり。次のポイントまで50Mくらい??

正直、全く意味が分からないまま、「夜がおすすめよ~」と言われて夜の部を観に行きました。

 

夕方「きとわ」で休憩中の曳山

 

この曳山、今はこの1基のみだそうですが、以前は隣の行政区・興導寺にも1基あり、曳山のあとに山をぶつけて競う喧嘩祭りを行っていたそうです。

その名残で、今は今在家と興導寺で綱引き大会を開催しています。

 

綱引き大会

 

この勝敗で今年の運を占うそうで、今在家が勝ったら商売繁盛、興導寺が勝ったら五穀豊穣。

ちなみに、今年は引き分けだったので、商売繫盛も五穀豊穣もと欲張りな結果に( ´艸`)

 

日が暮れると、曳山の提灯に灯りがともされ、一気に祭りらしい雰囲気になります。

 

夜の部開始

 

暖簾で目隠しされた下半分には、コンチキチンを鳴らす楽士たちが入ります。

♪コンコンチキチキ コンチキチン♪

中には、中学生もいたようです。後継者が育っています。

 

上にはなにやら御簾が掛けられていますが、人は入っておらず。

何のための舞台なのかなぁ?と思っていると、開始わずかですぐに停まり、山の後ろにワゴン車が停車。

中から着物姿のお姉さん方が複数降りてこられたかと思うと、そのまま曳山に登っていきました。

御簾が上げられ、舞台には「さくら舞踊団」の文字が。

音楽(コンチキチンではない)とともにお姉さん方が踊りを披露します。

 

「あ!そういうことかー!」

 

さくら舞踊団が、曳山の上で踊りを披露

 

初めての経験に、娘も目が釘付けになっていました。

ちょっと進んでは止まって踊り、を繰り返しながら進んでいきます。

これは、一日中かかるわけだ。朝から晩まで10分刻みの運行表に納得です。

 

 

子どもたちも一緒に!

 

ちょっとずつしか進まないので、子どもたちも一緒に山を曳けます。

区民ではないけれど、うちの娘もちゃっかり曳かせてもらい、大いに楽しんでいました。

コンチキチンの楽士さん方、踊り手のお姉さん方、曳山の曳き手の皆さん、そして地域の観客の皆さんも、うだるような暑さの中、本当にお疲れさまでした。

人口減少と少子高齢化が進む中で、こんなに素敵なお祭りを、たったひとつの行政区で守り続けているということは、本当にすごいことだと思います。

 

今在家は、一行政区で地域カフェや子どもたちとの多世代交流なども行っており、いつも活気にあふれています。

その元気の源はどこから来ているのかいつも気になっていましたが、このコンチキチンを観てとても腑に落ちました。

 

多世代交流で昔ながらのホットケーキ作り

 

こんなに楽しくて活気ある地域で子育てできたら、子どもたちはきっとこの地域が大好きになって、学業や就職で離れる時があったとしても、またきっとここに帰ってきてくれるんだろうな、としみじみ思います。

 

こんな国東で、あなたも子育てしてみませんか?

 

地域支援サポーター国東圏域担当:内田 華子

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