地域おこし協力隊〜国東市空き家バンク〜


新たな出会い…地域おこし協力隊。

移住の為に情報収集している時に国東市HPで「地域おこし協力隊募集」の記事。
今でこそ、5,000人以上の隊員が全国にいますが、当時は制度が出来て4・5年目ぐらいで大分県内の市町村でも少数で、国東市としては初めての募集。「地域おこし協力隊」についての情報も少なく、ここから移住の情報と併せて色々調べるうちに自分がやってみたかった活動のひとつと言う事がわかり、移住する為のステップとして地域おこし協力隊に応募する事に!
しかし!要項に年齢制限があり少しオーバー。こうなるとどうしても協力隊になりたい思いが出て来て、一応熱い思いを書き応募した。さすがに役所なので無理なのはわかっていましたが、この募集で協力隊が決まらず、2次募集をして頂ける事となりその時の要項の年齢制限が引き上げられ、書類選考・面接をえて地域おこし協力隊として家族を愛知県長久手市に残し、5月に妻の祖母の空き家を借りての単身で国東市へ移住。親友の設計、施工の準備も進ませながら、この一年で家族での完全移住への準備を進める。
国東市には大分空港があり、単身で国東市に来たのですが子ども達の行事の度に
名古屋まで飛行機で気楽に帰れる環境があったのも協力隊になるきっかけの一つ。


国東市の地域おこし協力隊は、一次の募集時に一人決定しておりその相方と一緒に任務につくわけですが、国東市の任務は空き家バンクに関するお仕事で、空き家バンクを軌道に乗せ移住者を増やすお手伝いでした。地域おこし協力隊の認知度も低く、市民の方にわかりやすいよう「国東応援隊」として活動を始める。そこでまず行ったのが国東市内の空き家の調査。区長さんに案内していただき、各区の空き家を一軒一軒地図に落とし込み、外観で利用できそうな家に関しては、持ち主の連絡先を教えてもらい、分からない時は近所の方に聞いたりしながら市内全地域の空き家に関する情報を整理しました。そして、6ヶ月ぐらい市内を周り把握した空き家は、
なんと1,000件近く!

連絡先がわかった空き家に関しては、国東市空き家バンク制度のお知らせのお手紙を出し、空き家を有効利用していただけるよう空き家バンクへの物件登録を促した。その結果、物件登録数、移住者も順調に増え、所有者、移住者、地域の方々が幸せになる「空き家バンク」を目指して活動。
この空き家調査をした事で、移住計画が大きく方向を変える


この仕事をしている以上、空き家を利用しなければいけないと強く思うと同時に、空き家を活かしてあげないといけないと思い、新しい家を建てるのではなく、古い空き家を活かす(リフォーム)方向に舵を切る事となる。親友の建築士にも説明し、設計を中止し土地も契約金は戻ってこないが諦める事とした。子ども達には、新しい家に住めるから長久手のお友達との別れを我慢して移住することに決意したところもあったのですが、裏切る形となってしまいました。(今だに言われます)すみません。

そうなると、やはり子ども達の事を最優先に考え再移住計画を考える中で、3人が一緒に通う小学校を重視する事に!
国東市内で通わせたい学校を探す事とし、その学校の校区内にある空き家を借りて自分流にリフォームして国東暮らしをする方向で、長久手にいる家族と相談し決定。

そんな中、また新たな素敵な出会いが! つづく

コシナ

大分県国東市空き家バンク
移住者に優しい制度も充実
50件近い空き家情報掲載!
https://www.city.kunisaki.oita.jp/site/akiyabank/